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夏野菜を植え始めるのに絶好の季節!家庭菜園の“カリスマ”に目からうろこのコツを聞きました!

暮らし

2023/05/15 11:00

やってきたのは糸島市にある「JA糸島アグリ」。
今まさに植えどきの苗がずらりと並んでいます。
「家庭菜園のいろは」を教えてくれるのは、JA糸島アグリの古藤俊二さんです。
実は古藤さん、本を2冊も出版する、家庭菜園界のカリスマ!
店内には「ドクターコトー」の野菜の育て方レシピがたくさん並んでいます。
ドクターコトーの名前の通り、困ったときに何でも教えてくれる先生なんです。
まずは苗選び。いまオススメなのがオクラです。
オクラといっても種類は様々。中でもイチオシは「ヘルシエ」という品種。
食物繊維が豊富で、ネバネバも従来品の3倍もあるという今大人気の品種なんです。
そして、ナスでおすすめなのが「なるなる!なすび」という品種。
1つの苗から50個くらい取れるんだそうです。
それ以外にも、ベランダでできる「ミニトーガン」や、「そうめんかぼちゃ」など珍しい苗も並んでいました。
続いては土を選びます。
ここにはJA糸島オリジナル商品がいろいろあって、例えばこれは糸島の牡蠣小屋から出る牡蠣殻を再利用した土壌改良剤です。
さらに庭木の枝をリサイクルした堆肥などもあるんですが、初心者にぴったりな「土」が、こちらの「そのまんま袋畑」。
これには先ほどの牡蠣殻、堆肥、などすべてが入っているので、このまま使うことができるんです。
ここまで揃えばあとは植えるだけです。
約30リットル入るプランターに底石を入れていきます。
そこに土を入れていきます。
そして苗ですが、苗を指で挟んでひっくり返すと苗が痛まないそうです。
ナスには支柱をたてて軽く結んでおきましょう。
30リットルのプランターにオクラ、ナスとも一つの苗だけ植えます。
この主役を助けてくれる植物「コンパニオンプランツ」を一緒に植えるのがいいんです。オクラならマリーゴールドを一緒に植えます。
マリーゴールドの根の分泌物が土の中の害虫を抑えて、弱いオクラを助けてくれるんです。
ちなみに、ナスと相性のいいコンパニオンプランツはバジル。
そして、キュウリはネギを一緒に植えると病気を抑えてくれるそうです。
続いては大事な肥料のお話。液肥は1週間に1回程度与えていきます。
こちらは「Dr.コトーのHappy肥料」です!初心者でも扱えるようにしたんだそうです。
ちなみに、ドクターコトーが言うには、肥料とまではいきませんが、植物に与える「活力剤」は自分でも手作りすることができるそうなんです。それが「卵の殻」です。
卵の殻、3個分を容器に入れ、そこに入れるのは「お酢」なんです。200㏄入れます。
しばらくすると反応し、植物が吸収しやすい酢酸カルシウムに変化します。
一日置くと、完成!
これを300倍に薄めて使うんですが、2リットルのお水に対し、キャップ1杯分と覚えてもらえば簡単です。これを3日おきくらいにお水がわりにあげてください。
裏技いっぱいのドクターコトーは、人気商品も生み出しています!それがこの魔法の黄色いバケツです!
害虫を捕獲するためのバケツなんだそうです。つまりこれは、害虫が好む色で引き寄せる捕獲装置になっています。
まず、黄色いバケツの半分くらいに水を張り、そこに入れるのはヨーグルト大さじ1杯くらい。
さらに、蜂蜜と油を2滴ほど入れるだけ。
これはバケツの中にお花の香りを再現したもので、油で虫を吸着するという仕組み。しばらく置いておくとアブラムシなどが入ってくるんだそうです。
さらに、ドクターコトーはもっと簡単な「虫よけの裏技」も教えてくれました。
アルミホイルを飛ばないように土の上に敷くだけで、虫よけ予防になるそうです。
害虫はお腹側に光が当たるのを嫌うためだそうです。
さらに光を通さないので土の温度が上がらないことや、太陽を反射して光をより植物に当てることができるという利点もあるんです。
この方法は野菜だけでなく、お花にもおすすめ!ぜひ、試してみてください!
JA糸島アグリ
【住所】糸島市志摩小富士14-34
【電話】092-327-2740
ヘルシエ 130円(税込み)
なるなる!なすび 350円(税込み)
そのまんま袋畑 711円(税込み)
Dr.コトーのHappy肥料 230円(税込み)
2023年5月15日(月) OA

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