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福岡都市圏の“生命線” 地下パイプ内部にカメラ潜入 全長25キロ「導水管」 

暮らし

2022/12/15 18:15

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生活に欠かせない水。

福岡県南部を流れる筑後川から水道に使う水を福岡都市圏に送っている、めったに入れない場所にカメラが潜入しました。

佐賀県基山町にある水道関連の施設、「基山分水局舎」です。

普段はまず入れないという場所が特別に公開されるとあって、報道陣が集まりました。

施設の中には地下に通じる大きな穴がー

記者が恐る恐る降りていくと…

◆記者リポート
「こちら導水管ですね。かなり奥まで続いています。高さが低いので、かがまないと進めません」

穴の大きさは直径1.5メートル。

光は全く届かず、どこまで行っても真っ暗闇です。

◆記者
「ここの中に普段水が通っている?」
◆福岡導水事業所 担当者
「ぱんぱんに水が通っています」

記者が潜入したのは、久留米市と大野城市を結ぶ全長約25キロの巨大なパイプ「福岡導水管」です。

筑後川の水を福岡都市圏に送るためのもので、福岡市で使う水の量の3分の1を占める大事なライフラインです。

かつて福岡市民が水不足に苦しんだことをきっかけに作られ、39年前から水を送り続けていていますが、鉄製のパイプの老朽化が進んでいます。

塗装がめくれさびが発生するなど、46カ所の劣化が見つかったため、13日から水を止めて補修作業が行われてます。

中の水を空にすることはめったにないということで、今回、特別に中の様子が公開されました。

◆福岡導水事業所 吉久寧所長
「福岡導水は、重要なライフラインです。今回のように定期的に点検を行いながら、悪いところは補修をするということで、施設は大切に長寿命化をしていくということで取り組んでいます」

補修作業は12月18日まで続き、3日間乾燥させたあと、23日から再び水を通すということです。

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