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カメラが捉えた“罰当たり泥棒” お守りが次々と…追いかける住職とパトカー 「何の御利益もない」 福岡県

事件・事故

6時間前

「二度としてほしくない」と怒りの声が上がっています。

“罰当たり”な犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。



豊かな自然に囲まれた福岡県篠栗町。

福岡市のベッドタウンとして知られている町ですが、八十八カ所の寺などをめぐる「お遍路」の町としても有名です。

そんな篠栗町の寺で、ある“罰当たり”な事件が起きていました。

事件があったのは、「お遍路」でめぐる八十八カ所のうちの三十九番札所の延命寺。

厳かで静かな時間が流れる由緒正しい寺ですが、住職が口にしたのはー

◆延命寺の住職
「あってはいけないですけど、『怒り』がまず出たというのが率直な感想です」



◆記者リポート
「これが盗まれたお守りです。誰でも手にとって見ることができるようになっています」

この寺で起きた事件、それは「お守り」の窃盗事件でした。

◆延命寺の住職
「気づいたのは12月30日ですが、お守りを見て『あら、なくなっているな』と思った」

売れても月に数個だというお守りが大量になくなっているのに気がついたといいます。

不審に思った住職が防犯カメラを見たところ、そこには「驚きの映像」が捉えられていました。



<12月21日>

お寺の前に止められた黒い車から男が降りてきました。



お堂に入ると、しっかり「お参り」をしてあたりをキョロキョロ。

おもむろに「お守り」に近づくと、手に取って眺め始めます。

1枚、2枚、3枚ー

次々にお守りを手に取ったと思った次の瞬間、男は「お守り」をポケットにしまいました。

さらに、別のお守りをながめると、こちらもポケットへ。

そのまま男は寺から去って行きました。

◆延命寺の住職
「まず率直に『怖い』というイメージがありました。何をされるかわからないというのがあるので」



<12月23日>

その2日後、寺の外には再び、あの「黒い車」がー。

降りてきた男の手には青い袋のようなものがぶらさげられています。

今回もお堂に入ると、しっかり「お参り」。

ふたたび「お守り」を物色すると、この日は持ってきた袋に入れて盗みました。



<12月25日>

さらに2日後、お堂に入ってきた男はついに「お参り」をしなくなっていました。

この日も「お守り」を盗む、どこまでも罰当たりな男。

盗まれた「お守り」の被害総額は約5万円ほどにのぼるといいます。

◆延命寺の住職
「これが続くと、周りのお寺やお参りされる方にも影響があってはいけないということで、なんとか捕まえてやめていただきたいという思いで追いかけようと思いました」



<1月16日>

男は年が明けると、またすぐにやってきました。

男が狙いを定めたのは、一番大きな「お札立て」。

いつも通り持ってきた袋に入れて盗む男。

物音に気づいた住職は警察に通報し、すぐに車であとを追いかけました。



すると対向車線にパトカーがー

住職に気づいたパトカーが男の車を追いかけ、男はついに“御用”となりました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡県宇美町に住む無職の男(68)で、警察の調べに対して容疑を認め、「お守りを集めるのが好きだった」と話したということです。



◆延命寺の住職
「もし人にあげるとか、そういったことであっても、悪いことをして人にあげても何の御利益もない。そうしたことは二度として欲しくない」

あまりに罰当たりな今回のお守り窃盗事件。

警察は男の余罪についても捜査しています。
「二度としてほしくない」と怒りの声が上がっています。

“罰当たり”な犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていました。
豊かな自然に囲まれた福岡県篠栗町。

福岡市のベッドタウンとして知られている町ですが、八十八カ所の寺などをめぐる「お遍路」の町としても有名です。

そんな篠栗町の寺で、ある“罰当たり”な事件が起きていました。

事件があったのは、「お遍路」でめぐる八十八カ所のうちの三十九番札所の延命寺。

厳かで静かな時間が流れる由緒正しい寺ですが、住職が口にしたのはー

◆延命寺の住職
「あってはいけないですけど、『怒り』がまず出たというのが率直な感想です」
◆記者リポート
「これが盗まれたお守りです。誰でも手にとって見ることができるようになっています」

この寺で起きた事件、それは「お守り」の窃盗事件でした。

◆延命寺の住職
「気づいたのは12月30日ですが、お守りを見て『あら、なくなっているな』と思った」

売れても月に数個だというお守りが大量になくなっているのに気がついたといいます。

不審に思った住職が防犯カメラを見たところ、そこには「驚きの映像」が捉えられていました。
<12月21日>

お寺の前に止められた黒い車から男が降りてきました。
お堂に入ると、しっかり「お参り」をしてあたりをキョロキョロ。

おもむろに「お守り」に近づくと、手に取って眺め始めます。

1枚、2枚、3枚ー

次々にお守りを手に取ったと思った次の瞬間、男は「お守り」をポケットにしまいました。

さらに、別のお守りをながめると、こちらもポケットへ。

そのまま男は寺から去って行きました。

◆延命寺の住職
「まず率直に『怖い』というイメージがありました。何をされるかわからないというのがあるので」
<12月23日>

その2日後、寺の外には再び、あの「黒い車」がー。

降りてきた男の手には青い袋のようなものがぶらさげられています。

今回もお堂に入ると、しっかり「お参り」。

ふたたび「お守り」を物色すると、この日は持ってきた袋に入れて盗みました。
<12月25日>

さらに2日後、お堂に入ってきた男はついに「お参り」をしなくなっていました。

この日も「お守り」を盗む、どこまでも罰当たりな男。

盗まれた「お守り」の被害総額は約5万円ほどにのぼるといいます。

◆延命寺の住職
「これが続くと、周りのお寺やお参りされる方にも影響があってはいけないということで、なんとか捕まえてやめていただきたいという思いで追いかけようと思いました」
<1月16日>

男は年が明けると、またすぐにやってきました。

男が狙いを定めたのは、一番大きな「お札立て」。

いつも通り持ってきた袋に入れて盗む男。

物音に気づいた住職は警察に通報し、すぐに車であとを追いかけました。
すると対向車線にパトカーがー

住職に気づいたパトカーが男の車を追いかけ、男はついに“御用”となりました。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、福岡県宇美町に住む無職の男(68)で、警察の調べに対して容疑を認め、「お守りを集めるのが好きだった」と話したということです。
◆延命寺の住職
「もし人にあげるとか、そういったことであっても、悪いことをして人にあげても何の御利益もない。そうしたことは二度として欲しくない」

あまりに罰当たりな今回のお守り窃盗事件。

警察は男の余罪についても捜査しています。

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