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「相当長いこと...あんな号泣は初めてですよ」王貞治監督が涙を流した夜

ホークス

16時間前

1999年9月25日。
福岡の街が歓喜に包まれた。

ダイエーが南海から球団を買収し、本拠地を福岡に移して11年目。
王貞治が監督に就任して5年目。
かつて「万年Bクラス」「パ・リーグのお荷物球団」とまで揶揄(やゆ)されたホークスが、ついに頂点に立った。

秋山幸二、工藤公康、小久保裕紀、城島健司、松中信彦...。
大切に育てた教え子たちの手で59歳の王が宙を舞った。

「年を取って、涙もろくなっているから」

優勝が目の前に迫り、そんなふうに話したこともあった。
しかし、涙は笑顔の裏に隠したままだった。

その王が泣いた。
人前ではほとんど涙を見せなかった王が、号泣した。

2000年10月28日。
長嶋茂雄監督率いる巨人との日本シリーズ「ON決戦」の最終戦。
忘れられないあの夜の出来事を、元ダイエー球団代表の瀬戸山隆三が振り返る。

「相当長いこと号泣されていました。最初で最後。王さんのあんな号泣は初めてですよ」

(敬称略)

◇  ◇  ◇

福岡ダイエーホークス元球団代表 、瀬戸山隆三氏 。
南海買収、福岡移転 、王貞治監督招へい、悲願の初優勝。
瀬戸山氏はこうしたすべての出来事を間近で見てきた歴史の証言者だ。
時は流れ、ソフトバンクは2025年に球界参入20周年を迎えた。
常勝の看板を掲げるようになったホークス、その礎を築いた男が語る真実のエピソード。

TNCテレビ西日本は随時「ホークス エピソード0〈歴史の証言者〉」をYouTubeももスポチャンネルで限定配信(5回予定)する。第3回「王監督が泣いた夜」を配信中。

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